1981年〜1990年
『口承文芸研究』1981年(第4号)〜 1990年(第13号)
1981年3月(第4号)
- 昔話の表現法にふれて 藤原 与一
- 歌われる歌としての日本民謡 小島 美子
- 伊豆の民謡 —稲作習俗と田唄— 石川 純一郎
- カレン族の歌謡 内田 るり子
- 沖縄の始祖伝承 遠藤 庄治
- 広島県の昔話の現状 —その語り口を中心に— 村岡 克彦
- 民間説話の変貌 —洛陽橋にまつわる物語について— 施翠峰
〔書評〕
〔海外通信〕
1982年5月(第5号)
- 口承文藝における歌謡と説話 臼田 甚五郎
- 韓国農謡の問題 任東権
- 『マナス』叙事詩 —キルギス族民間文学の紹介— 乾 尋
- ユーカラと女 萩中 美枝
- 繁次郎話考-青森県を中心に 花部 英雄
- 運定め話と産育習俗 水沢 謙一
- 南島民間神話の問題 山下 欣一
- 韓国の異郷訪問譚の構造 依田 千百子
- 共通テーマ=昔話と歌謡 昔話の中の歌謡 真鍋 昌弘
- 共通テーマ=昔話と歌謡 昔話と歌謡の間 —南島の伝承をめぐって— 福田 晃
〔書評〕
〔海外通信〕
1983年5月(第6号)
共通テーマ=昔話と歌謡
特集=中国の口承文芸
〔書評〕
1984年5月(第7号)
〔書評〕
1985年5月(第8号)
- フィンランドにおける口承文芸研究の過去と現在 ラウリ・ホンコ、竹原 威滋・訳
- 昔話と歌謡 臼田 甚五郎
- 折口信夫の方法 —「小栗判官論の計画」をめぐって— 牧田 茂
- 近代文学と口承文芸 工藤 茂
- 沖縄の叙事歌謡と音楽 —祭祀歌謡を中心として— 内田 るり子
- 山弥伝承について —ある一つの淵源— 山口 保明
- 泰山神話と女神碧霞元君 陶 陽、衛藤 和子・訳
- 中国民間文芸の近況 王汝瀾、花井 操・抄訳
- 韓国の童謡 任東権
- 韓国のまれびと説話 依田 千百子
〔書評〕
〔海外通信〕
1986年5月(第9号)
- モティーフ論 小澤 俊夫
- 「白娘子」と「化け鯰」 —中国江南の伝説と日本の海幸山幸神話— 大林 太良
- 歌謡と小説 —谷崎潤一郎作『乱菊物語』の場合— 真鍋 昌弘
- 口承文芸の「管理者」という概念について 金井 清光
- 与論島の十五夜踊りに見られる仮面と動きの様式 吉川 周平
- 香川の昔話 —縁起譚、由来譚をめぐって— 谷原 博信
- ユーカラにあらわれるハヨクペ 萩中 美枝
- ラテンアメリカの『水の精』についての世間話 三原 幸久
- 外魂観念について 高野まき子
- 現代における日本民話の機能的対応物 トム・スピリアールツ
〔海外通信〕
〔書評〕
1987年3月(第10号)
- 学会創立十周年にあたって 小澤 俊夫
- フォークロアと現代社会 荒木 博之
- 昔話における人間と動物
—モシ族(西アフリカ、ブルキナファソ)の事例— 川田 順造 - 鹿踊歌考 本田 安次
- 羽衣と生き返った娘 —変換形と宇宙像— 大林 太良
- 昔話と″身ぶり″ 高木 史人
- 記憶の呼びおこし法について —波多野ヨスミ女の場合— 佐久間 惇一
- 大力の伝承について —世間話の分析— 杦浦 勝
- 異類婚姻譚に登場する動物 —動物婿と動物嫁の場合— 中村 とも子・弓良 久美子・間宮 史子
- 奄美大島におけるシマウタの伝承 中原ゆかり
- 奄美・徳之島の田植歌に於ける三系統 —旋律の伝承と変形— 酒井 正子
- 灰かぶりの素顔と主題考 百田 弥栄子
- 古北欧「異人による蛇神殺し」としてのバルドル神話 水野 知昭
〔外国の研究動向〕
〔書評〕
1988年3月(第11号)
- グリムの「盗賊婿」(KHM 40) 飯豊 道男
- 南島民間説話研究の展望 —二、三の事例を通じて— 山下 欣一
- 「大工と鬼六」は日本の民話か 高橋 宣勝
- 「大工と鬼六」の出自をめぐって 櫻井 美紀
- 「瓜子姫」 —話型分析及び「三つのオレンジ」との関係— 剣持 弘子
- 『日本霊異記』狐女房譚と美濃の巫覡 丸山 顯徳
- 胡弓を弾く盲僧 石井 正己
- ツングース系民族の語り 斎藤 君子
シンポジウム=口承文芸と落語
〔書評〕
1989年3月(第12号)
- オカマ憑けと狐踊り —民間シャマニズムの一面— 大島 建彦
- 盲僧と盲巫の始祖伝承 石井 正己
- 沖縄の口承文芸における伝説の位置
—粟国島の昔話の伝説的性格について— 遠藤 庄治 - 絵姿女房と難題女房 三浦 俊介
- テュルク系譜民族の民間叙事詩について 西脇 隆夫
シンポジウム=うたとかたり
[外国の研究動向]
1990年3月(第13号)
シンポジウム=環日本海地域における人と動物
- 「鮭の大助」のこと 大友 義助
- 「人と動物の婚姻譚」の二つのジャンル 荻原 眞子
- 朝鮮における「人間と動物の交渉」譚 松原 孝俊
- 討論 大林 太良他
- 憑霊の語りの形成とその伝承 川島 秀一
- デロレン祭文・覚書 兵藤 裕己
- 静内地方のユーカラにおけるリズムの形式について 奥田 統己
- 「うわさ(ゴシップ)歌」の周辺 酒井 正子
- 叙事詩と年代記 川田 順造